第10回:「目覚めよ、遺伝子!」
2012年 2月 11日 土曜日
炭酸大好き深夜看護師チームのNEXです。
さて、今更ながらですが皆様は年末年始に大掃除はされましたでしょうか。
私は家事の中で、掃除・片付けが1番大嫌いです。見える場所だけ、座る場所だけなんとなく綺麗なら満足な性格なので、一旦掃除・片付けを始めると綺麗にする場所が多すぎて常に大掃除になってしまいます。そして毎回途中で疲れて投げ出します。 これではいけないと思い、昨年より少しずつ家の中を綺麗にし始めました。
沢山のダンボール箱や行方不明だった品々を片付け、しばらく見ていなかった畳をやっと拝み始めた頃、開かずのダンボール箱が顔を出しました。ガムテープも古びてなんとか役目を果たしているような状態で、朧気にしか中に入っている物も覚えていない。しかし、捨てる訳にはいかない思い出の品が(たぶん)入っているダンボール箱・・・。 今までの私なら手を付けずそのまま押入れに眠って頂いたと思いますが、それでは駄目だ!と意を決し、まずは開封する事にしました。
中からは、小・中学校時代の卒業制作の品やサイン帳、リコーダー、文具、何故かカスタネット等々。思い出は胸の中にしまい、リサイクル出来ない物は全て廃棄しました。
昔から物を大切にする子だと言われていましたが、意味を履き違えていたようです。
そんな中、表彰状の束を見つけました。
懐古しながら眺めていると、何枚もの「皆勤賞」を発見しました。1年間、無遅刻・無欠席だと誰でも貰える賞状です。
社会人になってから結構な年月が過ぎていますが、何回も体調不良で欠勤をしました。寝坊して遅刻した事もあります。大人になっても体調管理一つ、満足に出来ていません。
そんな私を、何年間も無遅刻・無欠席で学校に通わせてくれた親に今更ながら感謝の気持 ちでいっぱいになりました。
今思い出しても朝の寝起きは悪く、起こしてくれる親を何度も口うるさく思ったものです。親の心、子知らずで、当時は自分の為に色々言ってくれているとは露程にも思わず、勉強もせず夜更かし出来る大人を羨ましく思っていました。
未だに自分のことだけで手一杯なのに、想像するだけで子育てって大変。親って凄いなあと改めて感じました。 本当に、ありがとう。
まだまだ押入れの壁は見えて来ないし、とりあえず詰め込まれて最早何を入れたかったのか分からなくなった引き出しもあります。ベランダの葉は自然の風により日々増減を繰り替えし、季節感を演出してくれています。エアコンの室外機は年季を感じさせる佇まいに変貌してしまいました。
・・・終焉の気配もありません。
しかし冬は寒いので、しばし休憩をして、春になったら掃除・片付けを再開しようかな。
それまで今の状態をkeepする事を当面の目標とし、暖かくなった頃また沢山の思い出達と対峙したいと思います。そして、今までの感謝の気持ちを込めていっぱい親孝行をしておこう。
働きながらも掃除・片づけをして、健康管理までしてくれていた親の遺伝子が、そろそろ目覚めてくれないかなあ・・・と本気で願っているNEXでした。
Posted by nurse005.
カテゴリー: 日記.