腸内環境と熱中症の意外なつながりを解説

2025年 8月 20日 水曜日

皆さん こんにちは!

酷暑の毎日がつづきますが、いかがお過ごしでしょうか。

今回は、そんな暑さにまつわるお話をさせていただきます。

 

申し送れましたが、私は今年の2月まで集中治療室にて看護師として勤務しておりました。

私が勤めていた病院では毎年、自ら決めたテーマに沿って研究をする取り組みがあり、昨年「熱中症と腸内環境の親密な関係」について研究をしましたので、皆様へ共有させていただきます!

 

はじめに、「熱中症」と「腸内環境」は一見関係がなさそうに思えるかもしれませんが、実はかなり密接に関係していると言えます。

 

Q:そもそも熱中症とは何か。

A:簡単にお伝えすると、様々な要因から体温調節機能が乱れ、体内に熱がこもることで起こる障害の総称です。主な症状は以下の通りです。

 ・軽症:発汗、めまい、筋肉痛、こむら返り、あくび

 ・中等症:頭痛、吐き気、嘔吐

 ・重症:眠気、高熱、意識障害、昏睡

今年度も、熱中症になる方の割合は高水準で推移していますが、様々な理由から救急要請に対し救急車が足りず、対応が遅れるケースもあるようです。

 

では次に

Q:腸内環境 とは何か。

A:簡単に要約すると、腸内に存在する細菌(腸内細菌叢)のバランスや腸の状態のことをいいます。

善玉菌・悪玉菌・日和見菌がバランスよく存在することが重要で、私たちが生きていくうえで腸内環境は以下の点に関与しています

・ 免疫機能の維持

・  炎症の制御

・  栄養吸収の調整

・  体温調節への間接的な関与

現段階では、まだ腸内環境と熱中症は本当に関係性があるの?と疑問を持たれている方も少なくはないと思います。

 

 

それでは、「熱中症」と「腸内環境」どのよう関係性があるのか見ていきましょう!

1.高温時の腸のバリア機能低下

高温環境では、腸管のバリア機能が低下しやすくなります。これにより腸内細菌や毒素が血中に漏れ出す「リーキーガット(腸漏れ)」のリスクが上昇し、全身性炎症が起こることがあります。これは熱中症の重症化にもつながるとされます。

2.腸内細菌と体温調節の関係

腸内細菌の産生する短鎖脂肪酸(酪酸、酢酸など)は、自律神経の調整や炎症抑制作用を通じて、体温調節やストレス反応の正常化に寄与しています。

3.免疫機能と熱中症

腸内環境が乱れると、免疫応答が過剰になったり鈍くなったりして、体温調節異常や熱中症後の回復の遅延が起こる可能性があります。

 

このように腸内環境と熱中症はとても親密な関係があるということがお判りいただけたかと思います!

 

まとめとなりますが、

Q:情報を元に腸内環境を整え、熱中症に負けない身体を目指すにはどうしたいいのか。

A

  • 食生活の工夫
    • 発酵食品(ヨーグルト、納豆、味噌など):善玉菌を増やし、よりよい腸内環境にするための手助けをしています。
    • 食物繊維(野菜、海藻、豆類など):腸内環境を整える腸内細菌のエサとなります。
    • 水分と電解質の補給:脱水により循環血液量も減少します。血流が悪くなることで、腸での水分や電解質、栄養の吸収能力が低下します。
  • 睡眠とストレス管理
    • 睡眠不足やストレスは腸内環境を乱れるため、 熱中症リスクも上昇します。
  • 運動と体温調節訓練
    • 適度な運動で自律神経を鍛え、発汗・体温調節機能を高めます。汗は身体の温度を下げる効果もあります。

 

最後までご覧頂きありがとうございます!

皆さんで腸内環境を整えて、熱中症になりにくい身体を目指し、ぜひ楽しい夏を満喫しましょう!

※体調や内服薬の種類によっては、摂取や実施が難しいものもご案内に含まれております。

ご不明点がある場合は、かかりつけの医療機関様へご相談いただければと存じます。








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夏の健康維持!簡単にできる3つの秘策

2025年 7月 20日 日曜日

みなさん、こんにちは。

 

温度・湿度ともに非常に高く、暑い日が続いていますね。

そんな暑い夏を乗り越える健康維持方法について、ご存じの内容もあると思いますが、個人的なオススメポイントを踏まえて3つご紹介します。

 

  • こまめな水分摂取

汗をかき体内の水分が失われると、脱水症状により疲労感や頭痛・めまいを引き起こす可能性があります。外出する際や室内にいる時も意識的に水分摂取を心がけるようにしましょう。

★オススメポイント:小さい水筒と給水スポットの活用

水筒は荷物になるし重いことがネックですが、近年はコンパクトな水筒を100円ショップなどで購入できます。また無印良品など一部の施設では無料で給水ができます。小さい水筒を持ち歩くことで、荷物にならず好きなタイミングで飲水できるためオススメです。

 

  • 食事に気を配る

暑さで食欲が落ちることがありますが、健康維持のためにも栄養バランスを考えた食事が大切です。特に野菜や果物でビタミンやミネラルが補給でき、水分が多いスイカやトマト、キュウリでは身体を冷やす効果も期待できます。

 

★オススメポイント薬味・スパイスを用いた食事

大葉・みょうが・生姜などの薬味を用いた料理はあっさりしつつ、食欲を刺激します。

また単純なカット野菜にマジックソルトなどスパイスのきいた調味料使用すると食べやすいです。カルディなどで新しい調味料にチャレンジしてみると料理の幅も広がるのでオススメです。個人的にはおつまみに合う「ほりにし」の各種類が気になっています。

 

  • 環境を整える

エアコンや送風機を用いて過ごしやすい環境にすることはもちろんですが、湿度計・温度計を見ながら環境を調整することも大切です。エアコンを調整する指標にもなりますし、暑苦しく感じる原因は気温ではなく湿度が原因の場合もあります。個人的にはエアコンを消した直後や煮込み料理をした際に湿度・温度が結構上がってびっくりしました。

★オススメポイント:温度計・湿度計が附属した時計の活用

温度計・湿度計をわざわざ購入するのはちょっと・・と思う方もいると思います。そんな方はデジタル時計や、おしゃれなアナログのかけ時計に機能が付属しているものがあるのでオススメです。季節問わず使用するので、この夏を機会に温度計・湿度計が附属した時計を買ってみてはいかがでしょうか。

 

ここまで見ていただき、ありがとうございました。

夏はまだまだ続きますが、健康に気を付けて楽しくすごしましょう!

 

 

 

 

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梅雨のリフレッシュに!爽やかアロマ紹介

2025年 6月 20日 金曜日

皆さんこんにちは。

梅雨の時期となりましたが、皆さんいかがお過ごしですか。

ジメジメした空気に気持ちが落ちてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そんなときには爽やかなアロマオイルの香りで、気分をリフレッシュするのがおすすめです。特に梅雨にぴったりアロマオイルをいくつかご紹介いたします。

【注意】妊娠中の方や基礎疾患のある方、通院中の方は使用前に主治医に相談してください。

 

  • ペパーミント

すっきりとした清涼感のある香りが特徴です。
天気が不安定だと頭痛が起きる方も多いと思いますが、ペパーミントの香りは頭痛にも効果があると言われています。

 

  • ティーツリー

殺菌作用があり、昔は薬としても使用されていたそうです。
カビが発生しやすい梅雨の時期はカビ対策として掃除に活用するのもよさそうです。

  • レモンユーカリ

レモンのような爽やかな香りを持つユーカリの種名です。
消臭・防虫などの効果があるのが特徴で、鎮静作用もあるため、イライラを感じた際に使うと効果的です。

  • レモン、オレンジ、グレープフルーツなどの柑橘系

柑橘系の爽やかな香りは、憂鬱な気分をリフレッシュしてやる気・集中力を高める効果が期待できます。年齢や男女を問わず人気があり、初心者の方にもおすすめな香りです。

 

今回ご紹介したアロマオイルは梅雨の不快感を和らげるのにぴったりなものばかり。


香りに癒されながら
梅雨を乗り切りましょう!

 

 

 

 

 

 

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