2017年 3月 20日 月曜日

こんにちは。

暦の上では春なのに、暖かくなるのはいつ~?と凍えつつ暮らしているピグです。

 

いきなりですが、私は今、悩んでいます。

それは、「みずいぼ」です。

 

戦いの火蓋が切って落とされたのは、思い起こせば半年前の事でした。

保育園から汗まみれ泥まみれで帰ってきた怪獣くんをお風呂に入れていると、お腹にぽつんと1~2mm程の小さなふくらみを発見。

赤みは特になく、イボの様なものでした。

本人に痒くないか聞いてみると、「かゆくないよ、○○ちゃんもあるよ。みずいぼって言うんだよ!」となぜか少し誇らしげ。

みずいぼってなに?とその晩、調べてみました。

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みずいぼは、伝染性軟属腫ウイルスによって人から人へうつる、7歳以下の子どもに多い皮膚の感染症です。皮膚が薄くてバリア機能の未熟な乳幼児は、まだ免疫もなく感染し易いのです。

みずいぼの中身は、モルスクム小体というウイルスと変性した表皮組織からなる白っぽい塊です。

掻いて潰れたり、ある程度の寿命で自然に脱落して、それがまた他の皮膚にくっついてその場所に感染し、次々と広がってしまうことが多いのです。

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具体的な治療はどうするのか、というと・・・

 

数が少ないうちに摘み取るのが最も確実で早く治す方法です。

トラコーマ摂子という、先が輪になった器具でみずいぼの基部を挟み、中身のモルスクム小体をつまみ取ります。

健康な子どもでは、6ヵ月~3年で自然治癒するとされていますが、個人差が大きくその患児がいつ治るかを予測することは困難です。

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ということで、保育園のおたよりに「みずいぼができました」と報告。

お返事には「園医さんの方針で、いつかは治るものなので必ず取ってくださいとは言いません。」というような事が書いてありました。

病院嫌いのこどもと、筋金入りの面倒くさがりの私。そのまま様子を見ることに。

1ヶ月程たったある日、ふとお腹を見ると、、

はちきれんばかりに育っている!!!

しかも、増えている!!

 

そこからやっとの皮膚科受診。

先生と看護師さんに開口一番「立派ですね!」と言わせる大物につき、

  • 痛みを軽減するため麻酔テープを貼ってしばし待つ。
  • トラコーマ摂子では取りきれないため、先端を切開して中身を摘み出す(ずるんと取れてちょっと気持ち良い!!)。

という方法でとりあえず大物を退治。

 

周囲に増えた小物たちについては「いつかはなくなるし、こどもが病院嫌いになっちゃうのも大変だから。」との事で退治を見送り。

乾燥すると皮膚のバリア機能が低下するため、後は保湿が大切とのことで、保湿剤を塗り。

あとは大物に成るか膿んだら受診することとなりました。

 

そこから、日々保湿したり(しなかったり)。

こどもが掻いては増え。

大物が出来てはずるりと取り出し。

幾度となく繰り返しつつ、いまだ完治に至る様子がないまま今日に至ります…

 

何が悩みかというと、嫌がるこどもを病院へ連れて行ったり、痛がるなか無理に取ったりすることがストレスです。

先生やお母さん、お父さんによって様々なお考えがあると思いますが、「ひとつのあの時に退治しておけば…!!」と悔やまれる方も多いとかなんとか(私の保育園同クラスママ調べ)

 

先日、保育園帰りに皮膚科へ行く約束をした日のこと。

お迎えの際にお腹を出して友達と「○○ちゃんのみずいぼ、おおきいね~!」「○○くんは、お腹じゃなくて背中にあるよ~!!」と楽しそうに話すこどもを見て、いつか治るしまぁいいか、と思わず笑ってしまう私でした。

・・・保湿剤、毎日きちんとがんばります。

参考:

日本皮膚科学会HP http://jspd.umin.jp/qa/01_mizuibo.html

日本小児皮膚科学会HP http://jspd.umin.jp/index.html