ネバネバ食材のおはなし

2019年 9月 20日 金曜日

今年の夏も暑かったですね。

みなさま夏バテなどされませんでしたか?

夏の終わりには、暑さで溜まった疲れで体調を崩される方もいるようです。

 

 

元気に乗り切るために身体に良いと言われている食材は色々ありますが、ネバネバ食材もその1つ。疲労回復効果が高まり、夏バテ防止にも良いと言われています。

納豆やオクラ、長芋、大和芋、メカブなんかはメジャーですよね。

中でも納豆は、ナットウキナーゼが脳梗塞や心筋梗塞の原因となる血栓を予防する効果が注目され、季節を問わずに意識して摂取されている方も多いのではないでしょうか。

 

ネバネバする成分は実は3種類あるそうですが、ご存知ですか?

【水溶性食物繊維】メカブ等の海藻や里いも等に含まれ、腸内環境を整えたり、糖質の吸収を緩やかにし高血糖の予防にも効果があるそうです。

【ムチン】オクラ・納豆・長いも・モロヘイヤ等に含まれている糖タンパク質で、胃腸を保護したんぱく質の分解を促進する酵素を含んでいて、疲労回復に効果があるといわれています。

【コンドロイチン】オクラ・山芋・なめこ・モロヘイヤ等に含まれますが、身体に潤いを与えコラーゲンとともに肌の保水性をアップしてくれるそうです。

 

最近では納豆・オクラ・トロロ・メカブを合わせたネバネバ丼なんてメニューもお洒落や和食屋さんやお弁当屋さんでも良く見かけますよね。

同じネバネバでも食品によって効果が違うので、種類を組み合わせることで補いあって、より身体に良いメニューになるのかもしれません。

 

そんなネバネバ食材ですが、私の一番のお気に入りはモロヘイヤです。

初めてモロヘイヤを食べたのは、15年位前にエジプト旅行の食事で出たモロヘイヤスープでした。

ブイヨンが効いてガーリックの風味のあるスープの中に、固形物として確認できない位に細かく切り刻まれたモロヘイヤがたっぷり。モロヘイヤのネバネバでトロッとした深緑色のスープはガーリック以外のスパイスは特にきいておらず優しい味で、8月のエジプトで暑さに参っていた多くのツアー参加者に大好評!大まかな作り方をその場で現地ガイドさんにみんなで教えてもらいました。

分量などの詳細なしに教えてもらったレシピは、

①モロヘイヤの葉の部分を湯がく

②湯がいた葉をみじん切り。細かくすればするほど粘りが出る

③ニンニクをみじん切りにして油で香りが出るまで炒め、そこにブイヨンスープを投入

④味が調ったら①のモロヘイヤをスープに入れ全体に混ぜる

 

思いのほか調理手順も少なく簡単なので、帰国後何度も自宅で再現しているメニューです。臭いが気になる場合はニンニク無しで作っても、それなりに美味しく出来上がります。忙しい時には枝から摘みとった葉を生のままスープと一緒にフードプロセッサーにかけて、そのまま加熱して作ったりもします。

モロヘイヤはスープ以外にも、②で出来上がったみじん切りの葉を、お出汁で味付けするとそのままトロロの代用として使えます。

少し荒めに刻んでお出汁で味付けし、鰹節をかけた粘り気のあるお浸しは酒の肴にお奨めです。

 

モロヘイヤは栄養価が高く緑黄色野菜の王様と言われています。

ネバネバ丼を作るときにも蛋白質が豊富な納豆、ミネラル豊富なメカブ、そこに緑黄色野菜のモロヘイヤを加えると、より栄養バランスの優れた一品になるかもしれませんね。

 

夏が旬のモロヘイヤは9月頃まではまだ安価でスーパーで手に入ります。

ご興味のある方は是非お試し下さいね。

 

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