気象病について

2022年 5月 20日 金曜日

4月から新生活が始まった方は、体調を崩されていませんか?

5月に入り爽やかで過ごしやすい日がある一方で、一日の寒暖差が激しい日や、雨が降る日もありますね。そのような日は、頭痛やめまいがしたり、身体がだるくなったりする方もいるのではないでしょうか。勉強や仕事に集中できない…となると、日常生活にも支障がでてしまいますね。

天候や天気の変化が原因でおこる身体の不調を「気象病」と呼びます。厳密には病気ではなく、頭痛やめまい、疲労感、関節痛、気持ちの落ち込み(うつ)、吐き気、喘息などさまざまな症状を総称した呼び方です。

 

気象病の原因は、「自律神経の失調」にあると言われています。自律神経は、体調を正常に保つために、呼吸、血液循環、消化、体温調整をはじめさまざまな機能をコントロールしている神経です。また、気象病や低気圧頭痛には、耳の奥にある内耳という部分が大きく関係しています。内耳の血流が悪くなると、めまいや頭痛などが起こり、さらに自律神経にも影響が出てしまいます。

そこで、今回は気象病への対処方法をいくつかご紹介します。

 

①「くるくる耳マッサージ」

内耳の血流を良くするのにお勧めのマッサージです。(テレビなどでも紹介されたことがあるので、ご存じの方もいるかもしれませんね)

やり方は、以下の通りです。

①親指と人差し指で両耳を軽くつまみ、上・下・横に、それぞれ5秒ずつ引っぱる

②耳を軽く横に引っぱりながら、後ろ方向に5回、ゆっくりと回す

③耳を包むように折り曲げて、5秒間キープする

④手のひらで耳全体を覆い、後ろ方向に円を描くようにゆっくりと回す。

これを朝・夕など1日数回行います。

 

②アプリを活用する

気圧の変化を確認できるアプリを使うと、「この日はしんどくなりそうだなぁ」と予測しやすくなりますね。(私もいつもお世話になっています)

 

③生活リズムを整える

身体が不調だとついつい薬に頼りがちになってしまいますが、しんどい時こそ自律神経を整えることを意識してみませんか?

・夜遅くまでスマホを見るのを止めて、十分な睡眠をとる

・ゆっくりとぬるめのお風呂につかる

・デスクワークが多く肩が凝っている方は、首や肩のストレッチをする

・朝起きたら日光を浴びる

・無理がない範囲で体を動かす

・食事が乱れがちな方は、いつもより栄養バランスを気にしてみる

などなど、できる範囲で始めてみましょう。ストレスを溜め過ぎないことが何より大事ですよ。

 

これから梅雨や台風など身体にとっても辛い時期がやってきますね。

皆さんも無理せずお過ごしください。