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第33回:思いがけない道案内

2013年 2月 20日 水曜日

はじめまして。深夜帯担当、新人のおしんです。

最近、こんな事がありました。                                                                                                                                                           先日商店街を小走りに駅に向かって走っていると、白杖を持ったご高齢の方に、「ここら辺に花屋はなかったかね?」と声をかけられました。

待ち合わせもあり、急いでいる私。                                                                                              (目も見えないなか、誰かのお見舞いにでも行くのだろうか…。随分お歳も召されているようだし、耳たぶにカットバンつけてる?最近血糖測定でもしたのかな?顔色も悪そうだな…。)

職業病でしょうか…そんな勝手で余計な想像を膨らませながら…、                                                                                                              素早く頭をフル回転、集中して記憶を呼び起こす私。

花屋・花屋・花屋・花屋・・・・はなやぁぁぁぁぁ

どう考えても、この商店街通りで花屋さんが次々と閉店している事実しか思い出せないんですっ!!!                                                                                フル回転検索の結果は…あえなく…ゼロ軒…。

 仕方なく、                                                                                                                                                                         「すみません。以前は何軒かありましたが、最近立て続けにつぶれてしまったようなんです。ごめんなさい。 」                                                                         「以前はあったはずなんじゃがなぁ…。」                                                                                                おじいさんも残念そうです。成す術もなく、                                                                                                                                   「そうなんですが今はなくなってしまって…。ごめんなさい。」と泣く泣く走り出す、私。

・・・ うん?                                                                                                                                                  数歩、歩いたところで、                                                                                                                             (いや、いや、ちょっと待て待て待て~ぃ)                                                                                                                                                                            そう!ふと脳裏に花屋さんが浮かんだのです。                                                                                          『そうだっ!!1本裏手の道にあるじゃないかっ!!』

 既に駅に向かって走り出していたため、振り返った時にはおじいさんとの距離は3~5メートル程。                                                                                それなのに、おじいさんは…聴覚が敏感なため、既に「おやあったかね?」と言わんばかりに、振り返って輝く瞳で私を待っています。

そんなおじいさんの表情を見て、愛おしささえ感じてしまったおしんは、待ち合わせの事なんてすっかり忘れ、花屋まで案内せずにはいられなかったのでした。                                                                                                                                              因みにその結果、当然待ち合わせには間に合わなかった。                                                                        はずなのですが…不思議なことに誰よりも早く到着。時間に余裕さえありました。

 おしんはあのおじいさんが、あの白い杖を、「トントン」と地面を叩くことによって、時間を止めてくれたのではなかろうかと… そう思ってやまないのでした。(「そんな超能力があるなら花屋を見つけられてるんじゃない?」と突っ込まれそうですが…)」

さて、おしんが看護学生の頃、視覚障害の方の生活を身をもって体験する実習と題して、目を覆い同級生に手を引かれ実際に公道を歩いたことがあります。                                                                        点字ブロックといわれるものが道路に設置されていますが、本当にあれは視覚障害者にとって重要な情報源であることは言うまでもありませんね。大袈裟ではなく生死をわける命綱と言っても過言ではありません。

 でも、時折その上に自転車が駐輪されていたり、車両が停車していたりと障害物で妨げられているのを見かけたることも…。

 こんな立て札見つけました。こういうものが必要なのは残念なことですね。
他にも電柱につないでいる犬が、点字ブロックの上に寝そべっていたということも、見たことがあります。日常の何気ないことが無意識に誰かの生死を脅かしているなんてあってはいけないことですよね。

とにもかくにも、目の不自由な方にとっては、声による誘導が1番わかりやすいそうです。                                                                                              皆さんも困っているのかな、と思ったら、是非声をかけてみましょう!