入浴のおはなし

2015年 10月 20日 火曜日

皆様、はじめまして。ブログ初投稿の看護師Tassyです。

月日が経つのは早いもので、すっかり秋ですね!

季節の変わり目で朝晩の冷え込みなどから体調を崩されていませんか。

 

身体の疲れを溜め込まず、健康管理には気をつけて今年もあと2ヶ月!!

元気に乗り切っていきたいものです。

これからの季節、温かいお湯にゆっくり浸かることが最高の季節になりました。
そこで今回は、疲れを溜め込まないための「入浴」についてお話したいと思います。
私は昔からお風呂が大好きで、入浴グッズや様々な入浴法を試してみたりと
毎日の入浴タイムが幸せな癒しの時間です。

 

 

 

 

 

 

そんな私ですが、結婚後シャワー浴生活を余儀なくされています。

冷え性の私にとって、シャワー生活はほんの一瞬の癒しです。

これでは温もった体もあっという間に冷めて、現実に戻ってしまいます。

入浴できることを切に願う私が、今回ご紹介させていただく入浴法!!

友人から教えてもらったものですが、ぜひお試しください。

 

◆入浴の3つの効果◆

入浴には「静水圧」「温熱」「浮力」の3つの効果があるそうです。

 

■血行やリンパの流れを促進!!「静水圧」⇒お風呂の中で体にかかる水圧のこと。

静水圧により心臓の動きが活発になって、血行やリンパの流れがよくなり、マッサージ効果が生まれます。むくみ解消にも効果あり。静水圧により心臓に負荷をかけやすいので、みぞおちよりも下だけ入る半身浴がいいそうです。

■自律神経に働きかける!!「温熱」
温かいお湯(42℃以上)だと交感神経が働き、新陳代謝が促進されます。その結果、疲労物質の排出を助け、汗をかいて老廃物も排泄されるので体の疲労が回復されます。ぬるめお湯(38~41℃)だと、副交感神経が働きリラックスするので、心の疲労回復に効果があります。

■ふわふわリラックス!!「浮力」

お風呂の中では体重が1/9くらいになるそうです。体が浮くので浴槽の中で力を抜けば、ふわふわと体が浮いてリラックスする効果があり、心の疲労を回復させることができます。

この3つの効果を生かした入浴をして、1日の疲れをリセットしましょう。

 

■皆様の疲労タイプをチェック!!

 

3つの効果を生かすためには、皆様の疲労タイプをチェックする必要があります。

体の疲労・心の疲労・睡眠不足など、疲労は人によって、そして日によってさまざま。その時々の疲れに合わせた入浴方法を試してみるといいですね。まずは、あなたのタイプを確認! 当てはまるものをチェックしてみましょう。

Aタイプ

□激しい運動をした

□いつもよりたくさん歩いた

□1日中ゴロゴロしていて頭がすっきりしない

□筋肉痛がひどい

Bタイプ

□ストレスを感じている

□イライラすることが多い

□憂鬱な気分だ

□頭がボーッとして集中力がない

Cタイプ

□朝の目覚めが悪い

□昼間に眠気を感じる

□寝つくまでに1時間以上かかる

□夜中や早朝に目が覚める
Dタイプ

□仕事は座りっぱなしか立ちっぱなしだ

□肩こりがある

□目の疲れや頭痛がある

□長時間冷房の効いているところにいる

いかがでしたか? 1番多くチェックのついたものが、あなたの疲労のタイプです。以下を確認してみましょう。

■Aが多い人……体の疲れが大。疲労物質を早く取り除く入浴法を試してみましょう。

■Bが多い人……心の疲れが大。リラックス効果を高める入浴法を試してみましょう。

■Cが多い人……睡眠不足や睡眠障害で疲労。ぐっすり眠れる入浴方法を試してみましょう。

■Dが多い人……パソコンを使うことが多い、長時間同じ姿勢をしている人に多い、肩こりや首のこりの症状があります。血行をよくする入浴法を試してみましょう。

■タイプ別の入浴方法で疲れた心と体を癒しましょう。

【Aタイプ】 体の疲れを回復させる入浴法

  • 湯温  43℃前後
  • 時間  10分
  • 効果  疲労物質を取り除き、筋肉の疲れをときほぐします。汗をかいて老廃物を排泄させる効果もあるので、体の疲れを取り除くことが出来るでしょう。
  • 方法  熱いお風呂は体の表面だけ温まりやすいので、みぞおちより下だけ入る半身浴がお勧めです。半身浴だと、心臓に負荷が掛からないので長めに入浴できます。頭上の換気をしないとのぼせやすいので注意してください。

【Bタイプ】 心の疲れを回復させる入浴法

  • 湯温  39~40℃
  • 時間  20分
  • 効果  副交感神経の機能が高まります。抹消血管の血行をさかんにして、頭に集中しがちな血液を分散し、緊張が解消、リラックス効果もあるので、心の疲れを癒すことができます。脈拍も緩やかになり眠りにつきやすい状態になります。
  • 方法  入浴中は全身の力を抜いてリラックスしてください。決してストレスの原因となっているものを考えないようにします。目をつぶり浮力を感じながら手足を少しずつ動かしてみましょう。「リラックスしている」などプラスのイメージのことを考えます。ヒーリング音楽やアロマオイル・入浴剤を使っても効果がUPします。ときには明かりを落として、アロマキャンドルなどを利用して入るのもいいでしょう。

【Cタイプ】 寝つきを良くする・眠りの質を高める入浴法

  • 湯温  38℃
  • 時間  25~30分
  • 効果  仕事中など忙しくしている時は、交感神経優位の緊張状態にあります。入浴で副交感神経を働かせるとで眠りの質がUPします。人は体温が下がり始めると眠気を催し、下がりが早い人ほど眠りにつきやすいとも言われています。入浴で体温を上げて熱を放散させる準備をしましょう。
  • 方法  就寝の約1時間以上前の半身浴がお勧めです。汗が出るので入浴前後にしっかりと水分補給をしましょう。好きな匂いや色がついた入浴剤もリラックス効果を高めます。入浴後はコーヒーやタバコなどの刺激物を避けて、湯冷めしないようにして床につきましょう。

【Dタイプ】 肩こり・首のこりをとる入浴法

  • 湯温  41~42℃
  • 時間  20~30分
  • 効果  血行をよくして新陳代謝を高めます。その結果、首や肩の疲労物質が取り除くことができます。
  • 方法  浴槽が長い場合には、浴槽のふちに首を乗せて、首に頭の重みがかからないようにする寝浴がお勧めです。ストレッチで筋肉をほぐしましょう。首をすくめるように肩を持ち上げて一気に力を抜いてみたり、首をゆっくり回したりしましょう。肩に温かいタオルを乗せて入るのも効果があります。

 

【ご注意】体調の悪い日の高温入浴や長湯は体に負担となりますので十分に注意してください。
それでは、自分にあった入浴法で、快適なリフレッシュ時間を!