2017年 5月 20日 土曜日

こんにちは☆

早いもので入社して1年5ヶ月が経過し、初めてブログ投稿をします、わかめです。

 

みなさん、読書はお好きですか?私は通勤時に時々読書をしていますが、今回は私の好きな作家『朝井リョウ』さんのお勧めの小説をご紹介します♪

朝井リョウさんといえば、『桐島、部活やめるってよ』や『何者』が特に有名です。映画化もされているのでタイトルだけでも聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

こちら2作品も大好きな作品ですが、これらの作品とは対照的なザ・青春小説『チア男子!!』を紹介したいと思います。

 

主人公の大学生、晴希が肩を壊して柔道を辞めていたところに、幼馴染の一馬も同じタイミングで柔道を辞め、一馬は晴希に「男子チア部を作って一緒にチアリーディングをやろう」と誘います。晴希は柔道一家に生まれたため、幼い頃から柔道をやっていましたが、晴希の姉や一馬のようにインターハイに出場した経験がなく、自身に才能がないことを感じていました。肩を壊した際には口実が出来て柔道を辞められると安心します。

 

一馬が突然晴希をチアリーディング部に誘ったのには、亡き両親がチアリーディングをしていた事が影響していますが、その本当の理由は物語の中盤で明らかになります。

 

結成後3人目のメンバーとして加入する人物が、理屈っぽい性格で偉人の格言を引用してきます。ちょっとうるさく感じることもありますが、たまにその格言がメンバーの心に刺さります。私は【失敗したところでやめてしまうから失敗になる。成功するところまで続ければ、それは成功になる】という、パナソニックの創設者・松下幸之助の格言が深いなぁと思いました。

 

4人目の部員は通称「トン」こと遠野浩司。体重は100キロ超える巨漢でいつもニコニコしていて、私も大好きなキャラです。こういう青春もので、みんなで何かひとつのことをやり遂げるストーリーって、必ず1人ぽっちゃりキャラが登場しますよね。

 

その後3人のメンバーが部員となり、7人のメンバーで学園祭でパフォーマンスを披露することになります。男子チアへの冷たい視線や各メンバーの葛藤を乗り越え、7人は初ステージで大喝采を受けます。コーチや新たなメンバーを迎え、チームは全国大会出場へ向けて本格始動となります。

 

個人的には晴希の恋や「なかまゆきえ」に笑いました。小説の他、漫画やアニメ化もしているので、そちらもお勧めです!チアリーディングというスポーツがかっこよく、美しく描かれているので、機会がある方はぜひご覧になってください!