「カゾクロ」って知ってますか?

2018年 10月 3日 水曜日

 

突然ですがみなさん、

自分の両親の結婚記念日“を知っていますか?

 

たとえば両親が西暦何年に結婚したのかは知っていても、

結婚記念日までは知らない、という方もいるかと思います。

 

恥ずかしながら私がそうでした。

 

 

先日、インターネットで『カゾクロ』というものを見つけました。

カゾクロとは、「家族」+「クロニクル(年代記」の造語だそうで、世界にたったひとつの、あなたの家族の年表を作る為のノートです。

家族の「これまで」、「今」、「これから」、を年表にすることができるそうです。

 

 

 

 

以下は、カゾクロのサイトから紹介文の抜粋です。

 

 

【世界にたった一つの家族の年表を作る為のノート、カゾクロ。】

 

<カゾクロでできること>

◎今よりもっと家族を知ることが出来る

出会い、子育て、学校、仕事、趣味、介護…あの時こんなことがあったんだ!

知っているようで知らない家族のことが沢山あります。

たとえば、お盆やお正月などで家族が集まる時などに、カゾクロを囲めば、思い出話に花が咲いたり、これからのことを一緒に考えるきっかけにもなります。

 

◎介護のヒントになる

いままでどんな暮らしをして来た方なのか、どんな仕事をして来た方なのか…

その方が、介護サービスを受けるまでにどのような環境で生活を送って来たのかを知ることは、ケアのヒントに繋がるとても大切なことの一つです。

たとえば急に介護が必要になり施設など利用する際には、本人がどのような人生を過ごしてきたのか、を必ずヒアリングされます。ご本人が意思を伝えられない場合、情報を求められるのは家族なのです。

カゾクロの中に、介護のヒントが見つかります。

 

 

 

たしかに、特に親のことは距離が近いと思い込んでいて、父親母親のパーソナルな部分や、ふたりがどうやって出会って結婚したのか、など詳しく聞いたことがなかったなと気づきました。

 

また、このような両親が過ごしてきた歴史が、もしも介護が必要になった時に役に立つということならば、親の歴史を知ることがとても大切なことかもしれない、と思い、さっそく試してみました。

 

 

 

 

 

 

地方出身者なので、帰省したタイミングで夕食後に、両親と弟と4人でカゾクロの年表を埋めていきました。

 

まずは、両親が結婚したのがいつか、をスタート地点に書き込みます。

「なつかしいわねぇ、いつだったかしら」なんて、母はちょっと照れくさそうです。

 

そこから、いついつに私が生まれ、そのあとに弟が生まれ、入学や進学、ひとり暮らしで自宅を出ていったり、などの、家族の大きな出来事を書き込みます。

途中で転職した父のことだったり、パートを始めた母のことだったり、この時点でも知らないことはたくさんありました。

 

あのころ、東京までみんなで旅行いったよね!

何年も思い出さなかった記憶も呼び出されたりしました。

 

こんな風に、ああだこうだ、と楽しく賑やかに年表を埋めていると、その都度昔話に花が咲いて、あっという間に数時間経って、その日は途中で持ち越しになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

帰省は3日ほどだったのに、結局3日ともカゾクロの話をしていました。

自分がこうだ、と思っていた家族の記憶が、両親の目線から話を聞くと自分が思っていたのとは大きく異なっていたことや、父が昔料亭で働いていたことがある、というような話だとか、弟だけが知っていて私が知らない家族の出来事があったりとか。

 

知らなかったことや新しい発見がたくさんあり、これまでとは違う帰省になりました。

実家の近くにあるお墓をどうしたい、とか、自分がもしも死んだ時にはこういう風にしてほしい、などの話も出てきて、その話は少し寂しかったりもしたけれど家族にとっては大切なことだなぁと思いました。

 

 

このように、たったひとつの私の家族のことをまとめた年表が作れる『カゾクロ』。

年表を作るために話している時間も、家族の絆、を感じれる素敵な思い出になりました。

気になった方はぜひ試してみてください、オススメですよ!

 

 

 

以下のページで、制作者の方がカゾクロについて書かれています

http://kaigodesign.com/blog-entry-180.html

 

お求めになる場合はこちら

https://kazokuro.theshop.jp/