お弁当のおはなし

2020年 12月 20日 日曜日

お久しぶりです。kixsです。

 

ブログはナースチームみんなで順番に書いているのですが、「もう私の順番!?」と思ったら、前回の私の記事は2018年8月でした。

私が意識していなかっただけで、ナースチームは層が厚いしっかりしたチームになったんだなぁと、書く前にまず、しみじみ感慨に耽ってしまいました。

 

閑話休題、私だけなんですが年末恒例の業務があります。

それは、お正月に出勤するみんなのお弁当を発注すること

 

 

なんだ、そんなこと。と思われるでしょうか。

簡単なようでいて、どれだけ目配り気配りできるかが試される難題です。大変ですが、やりがいもあるし、楽しい! 喜んでもらえたらすごく嬉しい! でもやっぱり大変です。

そろそろ後継者が現れないかな~とも、ちょっと思ったりして……

 

月並みですけど、お昼ご飯って「午後も仕事がんばろう!」と気持ちを充電するのに、重要な役割を務めていると思っています。

お昼ご飯をおざなりにすると、なんとなく冴えない午後になってしまったり。

ランチが美味しいお店に出会うと、夕方まで仕事がはかどったり。

こんなことを言っているから、食い意地が張ってるなんて言われてしまうんですけど……でも、どうせ食べるなら美味しいものがいいですよね。

 

だから、お正月のお弁当も、みんなが「楽しみに出勤したよ」「美味しかった!」って言ってくれたらいいなぁって心を込めて発注します。

できるだけみんなの希望も叶えたいので、「お肉が食べたい」とか「ボリュームが欲しい!」とか「お野菜たっぷりがいいなぁ」とか、予算の中でやりくりするのも手は抜きません。

たまに「去年のあのお店のが美味しかったから今年も……」なんて言ってもらえると、もうそれだけでしばらくの間ハッピーです。

毎日同じもの続かないように。お野菜やボリュームにバリエーションをつけて。「これ苦手」っていう人が少なそうなメニューで。食べる量多めの人が足りなくてがっかりしないように。

お弁当を発注するだけなのに、そんなに深刻に考えなくても。って言われたりもしますが、みんなが食べるものだからこそ、最大限できることをしたいと思うんです。

……やっぱり大げさですかね??

 

お弁当のことばっかり書きましたが、コールセンターのお仕事も、当然ベストを尽くします。

準備万端整えて、今年もナースチームみんなでお正月を走り抜けたいと思います!

 

 

 

季節のおはなし

2020年 11月 20日 金曜日

お久しぶりです、初投稿から3年ぶりのナカです。
入職早々ブログを投稿したので、あれから丸3年以上が経ってしまった事に驚きを隠せません。時が経つのは本当に早いですね。

 

1年が過ぎるのも早いもので、もう11月になりました。季節は秋本番ですね。
今年はコロナ禍という事もあったせいか、本当にアッという間で、去年よりも早く日が過ぎていった気がします。

 

私としては、四季の中で一番好きな季節が秋なので、とても嬉しい時期なのですが、皆さんはどの季節がお好きですか?
私の個人的な偏見ですが、四季の中で一番人気はだと思っています。
はお花見等のイベントがありますが、花粉が辛い時期ですよね。
も海や花火等イベントは盛沢山ですが、昨今の異常気象のせいで猛烈な暑さや災害が多くありますよね。
は紅葉やハロウィン等イベントはありますが、生活に影響を与えるような状況は思い当たりません。
もクリスマスや正月等イベントがありますが、これまた異常気象のせいで積雪が多くなると交通機関等に影響が出て、日常生活に支障がでる事もありますよね。
こう見ると、四季のうち、秋が一番無害な気がしませんか??笑

 

ただ、秋は気候が穏やかで風情のある良い時期の反面、夏が長引いたり、冬が早く来たりすると一瞬で過ぎ去ってしまうなので、秋好きな私としては毎年どうにか秋が長く続いて欲しいと思っています。

 

今年の冬は去年よりも寒くなるそうですし、これからはコロナ以外の感染症にもかかり易い時期になりますね。感染症の予防策を頑張りつつ、冬になるまでの短い秋を自分なりに満喫しようと思います。

 

皆さんも、感染予防に努めつつ、この貴重な秋を満喫しましょう♪

 

 

 

「知るより感じる」

2020年 10月 20日 火曜日

みなさん、初めまして。

 

突然ですが、皆さんは今までの人生の中でどのような仕事をしてきましたか?

 

僕はこれまでにベビーシッター、飲食店、引っ越し業者、資格の学校の受付、データ入力、工場勤務、イベント設営、並び屋等さまざまな業種の仕事をしてきました。

 

当時僕は、驚くくらいお金がありませんでした。

いくつもの仕事を掛け持ちしたり、ギリギリカツカツの生活を送っていました。

 

色んな業種の仕事をやっていると、色んな思い出があります。

 

「設営スタッフ」の仕事をしているときは怒号飛び交うイベント会場のビルで、夜の12時から朝にかけてイベントブースの設営をするんです。朝になるとビルの窓から朝日が登ってきてすごいキレイなんですよ。でも朝日って異常に目に沁みるんです。当時の状況もあり、色んな意味で涙が出てきたのを覚えています。

 

「並び屋」という依頼主の代わりにお店の前に並んで順番を確保するという仕事をしているときは、前日の夜からお店の前に並び、アスファルトの上に段ボールを敷いて夜空を眺めながら夜を明かした事もありました。またある日は雪がシンシンと降っており、凍えるような寒さでした。あまりにも寒い為、火を起こすようなスピードで全身をさすっていました。さすりすぎたのでしょう、履いていたジーンズの色が移って真っ白な軍手が青くなっていました。

 

その中でも特に思い出に残っているのは今から5年程前にやった南阿佐ヶ谷にある古民家再生の仕事でした。

友人が「物を押さえたりするだけの簡単な仕事があるんだけどやらない?シフトは自由。一日何時間でも可。日払いも出来るんだけど。」と言って紹介してくれたのがこの仕事でした。

 

これでとりあえずは三度の飯と夜の缶ビールは飲めると心の中でガッツポーズを決め、僕は二つ返事でOKしました。

 

 

話をもらった翌日にはその古民家に向かいました。

築100年、200平方メートルはあろうかという古民家でした。

 

玄関で「すみませーん!!」と声を掛け、待っていました。

色んな仕事していてもやっぱり初日というのは緊張するものです。

一緒に仕事をするのはどんな人なのか、気が合うのだろうか?等色んな事を想像していました。

 

しばらくして依頼主が現れました。

玄関から出てきたのは青い瞳に灰色の髪、ヒュージャックマンに似た身長190センチの大男でした。

その風貌は、ナショナルジオグラフィックで出てくる冒険家のようでした。

 

彼の名は「マーティン」生まれは南アフリカ共和国だが現在はナミビア共和国という国に住んでいて、日本人の奥さんの実家である古民家再生のために日本に来ているというのです。

職業はエンジニアだが、ナミビアではガイドもやっています。しかも5か国語を話すことが出来る。

あまりの情報量に頭が混乱しました。

 

伺うと古民家再生をするのはマーティンと僕の二人だけやるというのです。

この広い古民家をたった二人で・・・。

 

困ったことは他にもありました。

マーティンは5か国語を話すことは出来るが日本語はほとんどしゃべれず、単語を少し知っているくらいと言うのです。

そして僕は日本語以外一切しゃべれないということ。

 

「なんてこったい」思わず口から言葉がこぼれていました。

言語という人間の最大のコミュニケーションツールは封じられ、残るコミュニケーションツールはボディランゲージしか残っていませんでした。

それと自分が知っている限りの英単語。

 

僕は無謀にもこれでマーティンと会話を試みました。

そしてマーティンも知っている限りの日本語の単語でコミュニケーションを図ってくれました。

 

 

前途多難な古民家再生が始まりました。

その後、サウジアラビアの人がお手伝いにきたり、近所の人とトラブルになったりと色々とありましたが、書き出すと果てしなく長くなってしまうので今回は省略させていただきます。

 

古民家再生自体は時間はかかりましたが、なんとか無事に終えることができました。

軒下に潜って電気配線や水道の配管を通したり、屋根裏に上って、天井裏に断熱材を敷き詰めたり、古いお風呂を解体して、新しいお風呂を入れたり、家の壁を作ったりとなかなかハードな仕事でしたが、楽しい思い出です。

 

マーティンとの意思疎通は早くなりましたが、二人とも日本語と英語はまったくうまくなりませんでした。

 

言葉があったらもちろん便利です。

情報の伝達もスムーズで自分が思っていることも伝えやすい。

でも言葉は通じなくても、その人の生き方や考え方を理解出来ることを感じました。

言葉が通じなかったのでその人の情報ではなく、その人の感情や思いをより強く感じることが出来ました。

 

 

この古民家でのマーティンとの出会いは今でも大いに役立っています。

長文、最後までお付き合いいただきありがとうございました。